企業 R&D の創造性を高める
私たちは企業 R&D の創造性を高めるための様々なインフラを提供しています。
企業が行う未来創出実務を広範かつ総合的にサポートいたします。
研究開発 DXとは?
当社では、あるべき R&D に必要な機能を Digital の力を活用しながら構築し、
「新たな価値を生み出す」為のインフラとして提供することを、研究開発DXと称しています。
企業の R&D 実務における「創造性」を高めるには、個人のインスピレーションだけでなく、
たくさんの準備的な仕事も含めた組織的支えが不可欠です。
市場/事業調査等の社会学的リサーチの軽視や、いきすぎた自前主義は、いまなお「(四角い)
車輪の再発明」という非効率を多くの現場にもたらしています。
日本の R&D は、
現状のままで戦えるのか
本来、「民間企業の活気」こそがイノベーションの中心です。
R&D予算の中心は民間企業であり、民間企業の創造性やR&D効率は、一企業の収益を超えて社会的意義を持つものです。

出所:経済産業省『我が国の産業技術に関する研究開発活動の動向-主要指標と調査データ-』
(リンク先 : https://www.meti.go.jp/policy/economy/gijutsu_kakushin/tech_resEarch/2022_aohon.pdf)よりマグナリープ株式会社作成
R&D は民間企業が牽引している
日本のR&Dは
膨大な赤字を抱えている
しかし、いまや我が国は「デジタル」や「技術開発」において、貿易赤字の状態にあります。
日本企業は、GAFAMなど巨大IT企業へのデジタル支出や、海外企業による研究開発サービス、専門・経営コンサルティングサービスへの支出によって、ついに2023年には赤字幅が約5.4兆円まで膨れ上がりました。

出所:日本銀行『国際収支関連統計』
(リンク先 : https://www.boj.or.jp/statistics/br/bop_06/index.htm)よりマグナリープ株式会社作成(すべて暦年)
伝統的なR&D組織から、モダンな役割を担う現代型のR&D組織へ進化するためには、R&D部門のミッションを「リサーチ」から「事業創出」へと進化させることが求められます。
また、アウトプットを「ペーパー」から「世界を変える醍醐味」へとシフトする必要があります。
民間企業のR&Dが効果的に
ならなけば
技術開発も
経済の活力も生まれない
マグナリープの
R&D 改革支援サービス
技術戦略、テーマアップ、
マネジメント導入まで、広範なご支援を実施
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R&Dに対する悩み
当社の支援策
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偶然性に頼らない技術開発をするには?01未来洞察 / 長期研究戦略
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ニーズとペインにあった研究テーマは?02市場調査と事業立案
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実験データの共有やAI支援を行うには?03R&D基盤ツールの基本設計・要件定義・開発支援
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組織として戦略的R&Dを進めるには?04R&D マネジメントの設計・運用・保守
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飛び地事業でも成功へと挑戦するには?05新事業創発
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01未来洞察 / 長期研究戦略
- 悩み
- 将来の絵姿やトレンド感の把握なしに、場当たり的な開発を繰り返している
- 研究開発部門への期待は高まっているが、かけ声で終わってしまい、組織として戦略的な動きができていない
- 当社の支援
- 産業や市場の未来予測図の開発
- 1つの未来予想を決め打つのではなく、考えうる将来のパターンを複数のシナリオに整理していく
- ご依頼に応じて、未来予想を象徴的にあらわす絵・マンガ・動画等を作成し、組織内の理解促進や定着まで実施する
- 作成した将来シナリオに対し今取り組むべきことをまとめ、長期研究戦略を開発
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02市場調査と事業立案
- 悩み
- 市場調査の重要性の理解が乏しく、おざなりな調査に終始して実益につながっていない
- スキルや工数に課題があり、検討に深みや信頼性、目新しさが足りない
- 市場や事業を軽視した結果、どう見ても市場規模が小さく、差別化も難しい研究テーマが多い。しかし研究員本人には自覚がなく、上司も数値感を持った指摘ができない
- 当社の支援
- 専門的市場調査の実行支援
- 具体的な顧客像や開発の物性目標値まで落とし込む、深みのある市場調査
- 海外を含めた専門的インタビューやアンケートを設計・代行
- 「儲けどころ」を考えた事業仮説の設計支援
- 事業仮説の具体化から支援可能な戦略思考
- 原価からの売上ではなく、価値からの売上算定を実施
- 実行計画の策定支援と伴走
- 「調べただけ」で終わらせない支援
- 今期の具体的アクションに落とし込み、PMOとして進捗のマネジメントを代行
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03R&D基盤ツールの基本設計
要件定義・開発支援- 悩み
- 個人商店の集合体であり、ナレッジの共有ができていない。あるいは個人のエゴを優先していることで、共有が意図的に避けられ、組織が損失をかぶっている
- 実験環境や計測基準などが社内でバラバラ、結果だけを共有しても実質の意味がない
- 量産部門や営業部門とデータ連携ができておらず、互いに苦労するだけでなく、組織間の壁も高まってしまう
- 当社の支援
- データの整理/共有基盤の構築支援
- マテリアルズインフォマティクスなど、最終利用方法を意識したデータ基盤の設計を支援
- また、他部門やグループ会社などとの連携を意識したデータの共有化等の基本設計を支援
- 実験環境の統合基盤の構築支援
- 実験環境のAs-IsとTo-Beを洗い出し、実験作業の業務再設計を実施
- あるべき業務フローに必要なデータ入力基盤の設計を支援
- ナレッジシェアシステムの構築支援
- 生データではなく、ある程度知見化されまとめられたものをシェアする為の仕組み、要件、システム設計を支援
- その他、ベンダー選定やツール選定、開発PMO等の支援
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04R&D マネジメントの設計
運用・保守- 悩み
- そもそも、組織としてどんなテーマが・どれくらい実行されていて、X年後にどのテーマが花開く予定なのか、全体観をまったく把握できていない
- 海外拠点など、目が届きにくいところで何をしているのかまったく把握していない
- 何に使うのか/何のためなのか、研究員本人さえよくわかっていない研究テーマが乱立したまま放置されている
- ステージゲート等のマネジメント手法が機能しておらず、気分と上司の匙加減でテーマへの予算を決めている
- 当社の支援
- ポートフォリオ・マネジメントの導入
- 現在の研究テーマを棚卸し、技術テーマのポートフォリオを作成
- 各研究テーマの想定事業化年度や規模などから、現在の研究テーマの数・質は適切か、不足するとしたらどうやって何を足すのか、ポートフォリオを使った管理手法を導入、運用を支援
- ステージゲート管理やKPI/評価の設計・導入
- ステージゲートという枠だけ存在し、その中身のKPIや評価基準が設計されず、管理が形骸化している企業は散見される
- 現行の管理手法のアセスメントを実施のうえ、あるべきステージゲートを作成・導入、運用を支援
- チェンジマネジメントの実行
- 経営者は時間軸や予算の捉え方がよりシビア。R&D担当者と危機意識にギャップがある場合も多く、マネジメント手法導入の際には意識変革を伴うことも必要に
- 部署間で責任のなすりつけあいが起きる可能性も高く、本音の「不満」と「感謝」を匿名でぶつけあいながら、健全な風土の土台をつくる
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05新事業創発
- 悩み
- 意識も行動もウチにこもり、目新しい取り組みがない
- 伝統的なテーマ以外への挑戦から逃げている
- 難しそうなことを避け、新しい取り組みを潰す風土があり、もはや組織として弱体化している
- 当社の支援
- アイデア発掘ワークショップの開催
- 目を外に向け、新たなアイデアや気づきを得る場を運用しながら事業化案を企画する取り組みを支援
- 新事業部門やCVC(コーポレート・ベンチャーキャピタル)など、事業創出に資する別組織の立ち上げ支援
- 既存の組織から若手や優秀な人材を切り離し、独立した枠組みの特命チームとして新事業創出プログラムを実行する取り組みを支援